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「……このままでは追いつかれます。姫はこの道を真っ直ぐ行って下さい」
アイシャは足を止めリューシャに進言し長剣を抜く
「それじゃアイシャが!!」
「いいですから。私に構わず逃げて下さい。私は直ぐに追いつきますから……さあ!」
「……うん」
アイシャの言葉に小さく頷くとリューシャは再び森の中を走り出した
「さようなら。最期にあなたに仕えれて良かった」
リューシャが走り去るのを見届けたアイシャは涙を拭い振り返って迫ってくる男達を睨んだ
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