第二次世界大戦、終結

4/5
前へ
/5ページ
次へ
中国大陸では、 漢民族の国家は1947年からの国共内戦により、中華民国と中華人民共和国に分裂した。 1943年に日本とアメリカ・中華民国が講和を結び、帝國陸軍が滿洲から撤兵し、大東亜戦争と日華事変は終結。 当時、中国では国民党と共産党が第二次国共合作により互いに協力していたが、日本という共通の敵を失った両党はすぐ対立を始めた。 1946年5月11日、人民解放軍が滿洲臨時政府を襲撃し、あっという間に滿洲を制圧。 その後、国民党統治下の北京、天津、青島を占領した。 そして1947年10月10日、毛沢東が北京で中華人民共和国の建国を宣言した。 一方、將介石の国民党も共産党支配下地域の奪還を試みたが、ことごとく失敗した。 1947年10月18日 將介石は南京で、中華民国憲法の制定を発表。自らは総統に就任した。 1950年6月25日 ついに北中国が動いた。 突然非武装地帯を突破し、南進を始めたのだ。 中華民国陸軍は、日米からの顧問団の下、訓練を重ねている最中であった。 人民解放軍陸軍による人海戦術に対し、発展途上段階の中華民国陸軍にはなすすべがなかった。 中華民国陸軍は各地で敗走を重ね、ついに上海と南京を奪われてしまった。 中華民国は亜細亜連合に緊急の支援を要請した。 日本は、帝國陸軍、帝國海軍、そして新設された帝國空軍を中国大陸に緊急派遣した。 ところが、ここで緊急事態が発生する。 人民解放軍陸軍が、大日本帝國朝鮮地方に侵攻を始めたのだ。 朝鮮地方の帝國陸軍は精鋭が揃っていたが、やはり人海戦術に圧倒され、新義州、平壌、元山をたちまち人民解放軍に奪われてしまった。 大日本帝國陸軍は、38度線以北を失った。 中国は、北朝鮮地域に金日成を主席とする「朝鮮民主主義人民共和国」の建国を宣言した。 史実の北朝鮮とおなじように、完全に中国の傀儡国家であった。 しかし、日本、亜細亜連合とアメリカが中華民国を支援し介入すると、装備で劣る人民解放軍はあっという間に蹴散らされた。 中華民国陸軍と各軍は、人民解放軍を上海や南京から追い出すだけではなく、以北の青島や天津まで占領し、遂に北京も占領した。 また、大日本帝國陸軍が朝鮮地方から人民解放軍を蹴散らし、朝鮮民主主義人民共和国も自然消滅。 後に金日成と金正日は捕えられ、処刑された。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加