序章

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ここはリガルドという世界、魔法という力が存在し、人々は魔法により生活が成り立っていた。 だが魔法は人々に役立っているがその力で悪さなどをし、私利私欲のために命を奪うこともある ここ最近では魔人や魔獣などの異界に住む者達も原因不明の活発化により被害が後を絶たない 突如として青白い光が現れた。その光の中から少年が出て来た 「……着いた」 そう呟き少年の後ろにあった光は細かな粒状になりやがて消えた 先ほど消えた光は「転移」という魔法で行きたい場所を念じるだけでその行きたい場所に行けるという便利な魔法である 少年の目の前にある白を基準とした立派な建物はリガルドが誇るサンレスという組織の総本部である 組織の仕組みは軍隊と同じで1番隊~4番隊まである、1~4まである各隊長は一名ずつ二つ名が与えられ各隊の指揮をしている だが隊長より更に上を行く最強の人物が二人…… 人々は尊敬と畏怖を込めて彼らをこう呼んだ… 二人の内一人は『至高の狼【シコウノオオカミ】』 もう一人は『迅雷の狂狼【ジンライノキョウロウ】』 と……呼ばれている 少年はローブに着いているフードを深く被り中へと入り受付をしている女性に声を掛けた 「サンレス二番隊隊長 クロウ・リーバス ウルガ平原の魔獣及び魔人の討伐、任務完了した…」 「分かりました!大元帥がお呼びです」 大元帥とは、サンレスの総司令官で国から出される指令や各地の紛争、魔人・魔獣などの討伐など司令する重要な人物である 「…了解」 任務完了を伝えたクロウは大元帥がいる「狼の間」へと向かった。 「狼の間」は主に元帥と特別に呼ばれた者のみ入ることが出来る部屋である
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