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「狼の間」に着いたクロウは扉の前に立ち止まり頭を抱え何やら考えているようだ
(……大元帥は俺を呼ぶなんて一体どうしたんだ?まさか、叱られるとか何かかな…)
考えていたのはどうやら、大元帥に叱られるのでは?と思い悩んでいたようだ……
(行ってみなければ何も分からない……行くしかないか……ハァ)
溜め息をだしながらクロウはフードを取った
顔は端整で整っており、夜空を思わせる黒い髪に同じく目も黒色だが、右目の方だけ眼帯をしている
コンコン
「失礼します」
扉を開けるとそこは幻想という名に相応しく、天井は満点の星空が辺り一面に広がり、ついつい見とれてしまう。
見とれていたクロウは、はっと気付き中へと入る
一人の人物が中に入ってきたクロウに気付く
「クロウ!任務はどうでしたか!?あっ紅茶いりますか!?」
(カリカリカリッ)
“↑のやつは気にしないで下さいねby作者”
と、クロウに興奮気味に話しかけてきた男性はクレイ、大元帥の秘書をしていて普段は落ち着いているのだが珍しく興奮していた
(カリカリ…)
「…任務は完了しました。紅茶はいります」
「そうですか!お疲れ様です!さっこちらへどうぞ」
部屋の真ん中ソファーに案内されクロウは腰掛け前の机にクレイが出した紅茶を一口口に含む
「あの……クレイさん俺を呼んだのは一体何ですか……?」
「それは、秘密ですよ」
フフと微笑むクレイに対しクロウは…?
(絶対……叱られるorz)
まだ叱られると思っているようだ…💦
「やっと終わった~!!もう!何でこんなに書類があるのよ~!!」
不意に声を出したのは金色の髪に今は涙目だが澄んだ青色の目をした女性はクレア・マルチス ここサンレス組織の大元帥である
「それは貴方がサボってばかりいるからこんなにも書類がたまるんですよ!!大元帥としてもっと自覚を持って下さい!全く貴方は…」
「あっ!クロウ!おかえりなさい!!心配してたのよ!」
「ちょっ!💦まだ話は」
「それで今日呼んだのはね!」
「人の話を!」
「クレイ!ちょっと黙ってて!人が話をしてるのに邪魔しないで!いい!?」
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