序章

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『汝……何故、我の力を欲する』 烙印に触れた瞬間頭に低い声が聞こえた。 『もう一度問う……何故、我の力を欲する……我の力を使い世界を破滅させる事に使うか?』 「(…俺は……俺は、そんな事のために力を使いたくない……仲間を守るために力を使いたい、そのためにはお前の力が必要なんだ)」 『……守るべき物があるから我の力が欲しいというのか…哀れだな』 『そんな事のために我の力を出すか…フフッ面白い小僧だ。いいだろう……試験は合格だ……』 「(え……試験?」) 『なんだ……大元帥から聞かれてないのか?詳しくは大元帥から聞くんだな…』 「(あ、あぁ、分かった…)」 目を開けたら不気味に光る烙印があった。だが烙印なのだが何か違う……中心部分が赤い眼のようなのがあった。
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