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「無事試験は終わったみたいね…お疲れ様!クロウ」
不気味に光る烙印を嬉しいそうに見やるクレア
「あの……一つ質問してもいいですか?クレア大元帥」
そんなクレアを見ながら疑問に思ったことを聞くクロウ
「……試験って何ですか?」
「烙印から聞いたのね。試験っていうのは元帥としてふさわしい人物がやる試験なのよ」
「もしかして…俺が呼ばれた理由は…この試験をするために呼ばれたということですか?」
「そう!ちなみにクロウを元帥として推薦したのはシオンと私にクレイよ!あともう一人だけど……まぁいいわ!それでは……」
一旦言葉を切り目を瞑るクレア
そして……
「クレア・マルチス大元帥よりクロウ・リーバスを元帥として任命し、『赤眼の黒き狼【セキガンノクロキオオカミ】』の二つ名を与えます!」
凛とした声で、そう告げられ、クレアから漆黒のローブを受け取り、身に纏うクロウ、いつの間にやら烙印は消え、ローブの背中に消えたはずの烙印があった
「おめでとう!クロウ!」
「おめでとうございます!クロウ」
身に纏ったクロウを見て祝福の言葉を送るシオン達
「あっありがとうございます」
皆のお礼に戸惑いながらもお礼を言うクロウ
世に二人の元帥がいる中…新しく『赤眼の黒き狼』という二つ名を持つ、元帥が新たに加わった
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