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…………お…俺は死ぬのか?……死ぬんだな。……蒼真に真っ二つに斬られたし…。…………ほら…あそこに天使が見えるよ。……天国から迎えにきたんだな。……光で天使の顔がよく見えない…。……最後にあの美しくて可愛らしそうな天使のお顔を拝み…たかっ…た……。~
~
「………丈…夫…」
「…誰?」
「…大丈夫!?」
……太陽と重なっていて顔が見えない…。……なんとなくさっきの天使に似ているような気がする。……そうか天使に似ているんじゃなくて天使さま自体なのか……それでこの天使さまが怪我を癒されてくださったのか…。…でもなぜ天使さまが?つか俺いま膝枕されてる!?…なんか…恥ずかしい…。…離れないとっ…。…体が動かない!?
「…無理に体を動かさないで。また完治していないんだから。」
「…悪かった、海斗。」
…どんどん意識が遠ざかっていく…。
「…蒼真。」
「謝罪はあとで何回でもしてやるからもう少し寝てろ。」
…意識が遠ざかっていく中…ふと…もう一人の方を見た。次ははっきりと見えた。……美しくて可愛らしくて怪我を癒やしてくれた天使の正体。それは………
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