第三章

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たしか「いつもどおりを変えたい」って思ってたんだっけ?……実際今はいつもどおりの生活じゃなくなってるし、僕の夢でも叶えてくれたのかな?神様は? 「そういや蒼真。僕のSNPの能力って何?」 「それが俺にもよくわからない。…SNPの能力については奈々に聞くといい。SNPでわからないことはない。」 「奈々さん?なんで?」 「あいつは俺と同じ種類の人間だ。そしてSNPの能力研究などをしていたらしい。」 えっ。まじ!?…と普通のリアクションをしてみました。 「本当ですか?奈々さん!!」 「……そうよ」 うわぁ~さっきのことまだ怒ってるよ。思いっきり顔にでてる。 「…そ、それで僕の能力は何ですか?」 「私にもわからない。見たことがない能力でも能力サーチをすればわかるはずなのに能力サーチを受け付けない。こんなのは初めてよ。」 「奈々でもわからなかったのか。まぁどっちにしろ海斗は『特別』だったんだな」 そう言うと蒼真は屋上から階段で降りていった。 「私も行くわ。」 奈々さんは機嫌をなおしたのか美しい笑顔を浮かべて去っていった。 …………屋上って意外と寒いな。…僕も行こう。~
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