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~「やっぱり寒いなぁー。」
「…そうね」
ただいま帰宅中であります。僕の隣には奈々さんがおります。さっき校門をぬけたところに奈々さんがおりまして、話かけてみると、なんと家の方向が同じでありました。
つかこの頃の僕、おかしくね。自分でも自覚しちゃってますから。
「奈々さん?」
「……何よ。」
「僕の性格ってどうですか?」
「変態。」
…グッ……即答。ま、まぁしゃーないよな。自分でも最近変態なんじゃないかなとは思ってたから。……
「奈々さんは性格めっちゃいいですよね。」
「………。」
…グッ……シカト。ま、まぁしゃーないよな。僕の言い方が悪かったからな。
「そういえば奈々さんは…『うっさい!!黙って歩けないのかお前は!!』……」
あーもー無理。奈々さん、いやもう奈々。こいつ見た目は世界で一番美しいと思ってたけど、性格が世界で一番きたないわ。
「奈々。出会ってから間もないけど言わせてもらう。」
「何いきなり呼び捨てにしてんのよ。」
「いいだろ別に。今はそんなことじゃない。お前の性格、直したほうがいい。正直、イライラするから。」
「………。」
あれ、おかっかしーないつものように言い返してこない。言い方はかえたけどそんなに強く言ったわけじゃないのに。
「おい、奈々……」
「……グスッ。」
えっ?
「…ウッ……グスッ。」
……泣いてる。
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