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僕はいつも同じ通学路から学校へ行き、いつも同じ授業を受け、いつも同じ高校生活を送っていた。でもいつも同じ生活で、なにも起きない普通の生活、それが僕にはーーー…つまらなかった。
僕は水島海斗。今は二度寝をしているところだ。
「海斗~。朝だから起きなさい。」
「……。」
「起きなさい。」
「…はいはい。」
僕の二度寝が…。まぁいつもどうり、二度寝の邪魔をされるのは慣れている。そして朝からバカでかい声を出して起こしてきた人は僕の母だ。そしていつもどうり食卓につき、朝食を食べる。今は7時半。いつもどうりだ。僕の学校はいつも遅いからな、まだ余裕で間に合う。少し勉強をしていこう。もう少しで中間テストだからな。………
…8時か。まだ少し早いけど学校に行こう。どうせまた僕が一番だろう。どうせいつもどうり…とはいかなかった。教室にはもう誰かいた。見たことのない人だった。制服も違うし、転校生か。というか僕の席で寝てるし。…起こしてあげよう。
「お~い。起きろ~。」
「………。」
「ここは僕の席だぞ。」
「ん~あぁ…」
「ちょっと起きてくれよ。」
「ん~ん?…おはよう!?」あ~面倒くさそう。できるだけ速やかに消えてもらおう。
「おはよう。そこ僕の席だから避けてくれる?」
「あ~すまん。」
「転校生だよね?職員室に先生がいるから行ったほうがいいよ。」
「…どうも。」
めっちゃだるそうにしながら職員室に向かっていった。…別に僕には関係の無いことだ。…いつもどうり、クラスメート達が来た。~
~朝のホームルームが始まった。
「先生のお話。先生お願いします。」
「はい。んじゃいきなりだけど転校生を紹介する。―はいってこい。蒼真。」
ガラッ
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