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「……は~めんどくせ~」
「なんか言ったか?」
「いえ、なにも。」
朝、僕の席にいたやつだな。同じクラスになったんだ。
「自己紹介をしろ。」
「蒼真です。よろしく。」
ザヮザヮ
「…ねぇなんか、かっこよくない?」
「うん。ちょっと私のタイプ。」
「静かにしろ。蒼真の席はあそこな。」
「…はい。」
「これでホームルームを終わる。」
「きりーつ、礼、着席。」
ザヮザヮ
転校生か~まぁよくあることだし、いつもどうりにしてればいいや。
「本当にそれでいいのか?」
…!?……空耳か。~
~キーンコーンカーンコーン。4時間目終了のチャイムだ。…屋上に行くか。どうせいつもどうり、人はいないだろ。~
~今日の昼食はパンだ。僕は米とパンだったら断然パンだからな。それにしても…さっきの空耳はなんだったんだろう?別に気にすることはないんだけど。でもなんか気になってしょうがない。なんだっけ?「本当にそれで…。」
「本当にそれでいいのか?」
…!?
「変えようとは思わないのか。」
…はぁ~…
「何をだよ!!」
「変えようとは……」
「だから何をだよ!!」
「…いつもどおりの生活を!!」
…!!……はぁ~……
「変えられねぇーんだよ!『僕一人』じゃ!!僕一人があがいたってなにも変わりはしねぇーんだよ!!」
……そうか。…『わかった。』
…なんだってんだよ!…くそっ……………教室に戻るか。ザヮザヮ、いつもどうり賑やかな教室だ。『いつもどうり』…ちぇッ。最も嫌いな言葉になっちまったな。
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