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第二章
朝起きて、朝食を食べて少し勉強をして、学校に向かう。それが僕のいつもどおり。だけど、昨日は僕のいつもどおりとほんの少し違う所があった。転校生だ。そして、その転校生が来るのと同時に僕には奇妙なことが起こっていた。周りには誰も居ないはずなのに、声が聞こえてくる。しかも、わけの分からないことを言ってくる。
そして今日も僕のいつもどおりとほんの少し違うことがあった。それは…
「お~い、起きてくれ。」
僕よりも先に転校生がきていた。つか、また僕の席で寝てるし。なんで自分の席で寝ないんだ?
「お~い、起きてくれって、蒼真。」
「ん~あぁ…。」
「…ったく。なんで自分の席に行かないで僕の席の所に来るんだ?」
「一緒に居なきゃ行けないから。」
一緒に居なきゃいけない?なんだそりゃ。ともかく
「一緒の教室に居るんだから別にいいだろ。」
「あーそうか。」
「んじゃ自分の席に戻ってくれ。」
「…はいはい。」
ガラッ。ドアの開く音だ。クラスメートの女子が来ていた。
その女子達は早速、蒼真の所に向かっている。まぁ、かっこいい転校生に寄っていくのはよくあることだ。そして、これから僕のいつもどおりが始まる。~
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