第二章

2/9
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
~キーンコーンカーンコーン。三時間目終了のチャイムだ。あ~なんかだるい。四時間目さぼっちゃおうかな。どうせ自習だし、いつもどおり、先生はこないだろ。他のクラスメートもさぼるみたいだし。…屋上に行くか。あそこはあまり人気がなくて人があんまりこないからなぁ~ ~ ~…と思ったのだが、すでに転校生の蒼真が来ていた。…しかも刀みたいなの持ってるし。…危なくね…。ま、まぁどうせニセモンだろ。本物なんて持ち歩けないからな。…聞いてみようか。 「…蒼真。」 「ん?おっ海斗。どうした?」 「授業さぼってきた。蒼真もだろ?」 「まぁな。」 「…んでさ蒼真。」 「ん?」 「その…刀みたいなやつって何?」 「刀。」 ………。 「…本物?」 「あぁ。」 ………まずいんじゃね。 「…なんでいつも持ち歩いてんの?」 「お前を守るため。」 女子にいえよ。いったらそいつ絶対お前に惚れるよ。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!