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槐「不自然な穴ですね?まるで何かが空から突っ込んだような…」
4人が10mほど奥に進むと何か黒いものがうずくまっていた
アサヒ「あれは…人?」
シン「違いますね…魔人でしょうか?」
槐「魔人にしては変ですね?霊力もついてるようです…アサヒの霊眼で見て見てください」
朝日は槐の言う通り目に霊力を流し霊眼を使って見る
黒い何かの姿は霊眼で見ると存在がダブって見えた
アサヒ「何だろう?なんか2重にブレて見えるんだけど…」
槐「なるほど!わかりました!これは魔人に死界の脱獄者が取り付いたんですね!
しかしガイアの普通の生物と違い魔人は瘴気や魔素なんかに耐性がありますから、力が拮抗して動けなくなったのでしょう。アサヒ生命の台帳で送り返してください」
アサヒ「やって見る」
朝日は左手に生命の台帳を出現させ、右手に霊力をまとわせて、魔人を動けないように固定して近づくとブレている何かをつかんでみた
ズルっと顔の爛れた男が取れた。掴んでいるのは頭髪のようだ
なんていうか…バーコードの残り少ない頭髪を掴んでいるのはもうしわけないような…
男「カ・カミハダメェ…オニ!アクマ!」
うんキモイ
槐「それを生命の台帳に押し付けるんです」
アサヒ「こうかな?」
朝日は右手の男を顔面から生命の台帳を叩きつけて見た
男「チョ!マッテ!髪チギチギレルゥ…クソォアトスコシダッタノ二…」
霊は文句を言いながら台帳に吸い込まれて行った
ルナ「この魔人はどうしましょう?」
シン「怪我が酷いですね…事情も聞きたいし治しましょう」
シンはそういうと右手に光の玉を発生させ魔人を光の玉で包み込んだ
光が消えると魔人の傷が消えていた
アサヒ「魔人って回復魔法で治るの?」
シン「種族にもよりますね。アンデットだと死んでしまいますし、今回は神力で怪我自体を消したんですよ」
魔人「う…ここは…俺は一体…」
アサヒ「気がついたみたい」
魔人「お前らは…一体?」
ルナ「ここでなのがあったんですか?」
魔人「確か俺は…下僕の魔物がこの辺で反応が消えたから見にきたんだ…
そいたらいきなり目の前が暗くなって…飛んでいたからそのままここに激突して…
その後は覚えてない」
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