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「あのねイル、お願いがあるの。」
魔王さまが我におねだりをしている…。魔王さまのお願いに逆らう者などいない…。魔王さまのおねだりにnoと言う者がいたら我は殺す…。
「いいですよ、魔王さま…。何ですか…？」
我は魔王さまのお願いを待った…。一体何なのだろう…。恋仲になって欲しいということなどであったら、我は嬉しさで絶命するだろう…。
「あのね、ピラミッドに探検しに行きたいの。ダメ…？」
魔王さまは不安が混じった声でおねだりの内容を言う…。申し訳ありません魔王さま、我は不純なことを妄想してしまいました…。お許しください…。
さて、魔王さまはどうやらあのピラミッドに行きたいようだ…。魔王さまがおねだりしなくても、あのピラミッドは魔王さまの為にあるのだからいつでも行けますよ…。
「わかりました…。では行く準備をしますので魔王さまはこちらでお待ちください…。」
「やった～♪」
そう我が言うと魔王さまは大喜びした…。とても可愛い…。周りの従者たちもそう思っているのだろう…。皆鼻から愛情が流れている…。目もハートになっている…。
さて、ピラミッドのものたちに連絡するか…。
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