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天気は晴天、まさに絶好のイベント日和だ。
そして、俺の目の前には華麗に飾り付けられた校門が見える。
校門には学校名が彫られているが、それよりも今はでかでかと大文字で書かれた文化祭の看板が目に付く。
そう、今日は学校の文化祭だ。
と言っても俺の通っている学校ではない、俺は数年前に卒業している。それにこの学校は俺の通っていた学校ではない。
母校の文化祭でなければ一体どこの学校の文化祭に来ているのか、考えるまでもない答えは一つ。
そう妹のあずさの通う学校の文化祭だ。
圭「(……いくか)」
あずさから貰った入場券を忘れていないかを確認すると、俺は妹の通う学校へと足を踏み入れた。
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