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敷地内は文化祭と言うだけあった、沢山の人々で賑わっている。
生徒の両親や兄弟、或いは他の学校に通っている友達や、友達のまた友達など。
様々な人たちが、皆文化祭と言うイベントを楽しんでいる。
無論、文化祭だからして生徒達やPTAによる屋台や出し物も多々ある。
そんな中で、俺はとりあえずはあずさのクラスが出している出店へと向かった。
圭「よ!」
あずさ「あ! お兄ちゃん」
店に赴くと、丁度タイミングが良かったのかあずさが店番をしていた。
しかし、何故俺を見た瞬間に「何で来たのよ」なんて言わんばかりの目をしたんだ。来てほしいと頼んだのはお前だろうに。
ちなみに言っておくと、両親は二人とも仕事の都合で来れなくなった。だから俺一人で来たのだが。
圭「? あずさ、髪型変えたのか?」
あずさ「と、友達が演奏する時にはこの髪型の方が似合うって……」
普段から髪をくくった事などないあずさが、今は髪をくくっている。所謂ツインテールと言う髪型だ。
そして、あずさは吹奏楽部の所属、担当の楽器は名前は知らないがギターを大きくした様な形の楽器だった。
なんか何処かで見たような感じだが、……いや気にしないでおこう。
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