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女性「あの、失礼ですが。長門 あずさちゃんのお兄さんですか?」
圭「えぇ、そうですけど」
女性「やっぱりそうですが。私、あずさちゃんのクラスの担任をしている高倉と言います」
圭「あ、はじめまして。あずさの兄の長門 圭です」
声をかけてきてくれたのは、あずさのクラスの担任の先生であった。
何処か落ち着いた感じのする人で、優しそうな顔つきをしている。
高倉「お兄さんとしても自慢でしょう、妹のあずさちゃんは?」
圭「は、はぁ……。まぁ」
互いの自己紹介を終えて、そのまま別れるのかと思った。
しかし、何故だかその後高倉先生と妹の事での立ち話となってしまった。
高倉「あずさちゃんはクラスでも人気者で、優しくて頼りになる良い子ですよ」
先生、今なんとおっしゃいましたか?
優しくて、頼りになる? 一体誰が、妹のあずさが。
何…だと…。
高倉「それに……」
その後も、高倉先生の口から出てくる言葉は家にいる時からは想像も出来ないものばかりであった。
一体、何がどうなったらその様な言葉が出てくるんですか。
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