とある休日にて……

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ある晴れた日の朝、携帯のアラームによって夢から現実へと呼び戻される。 布団から上半身を起こして、携帯のアラームを止めると、軽くストレッチして体をほぐす。 気持ちのいい目覚めとはこの事だろう。 二度寝しようとも思わず、目もすっきりと覚め、体もだるくない。まさに最高の状態で一日が始まった。 圭「おはよ~」 着替えを済ませ1階に下りると、既にリビングでは妹のあずさが朝食を食べていた。 椅子に座って朝食のパンを食べているあずさの下では、我が家の愛犬のミクが欠片でも落ちてこないかとそわそわした様子で妹を見上げている。 しかし、そのほかの人物は見当たらない。 両親はまだ寝ているのか、それとも朝早くから出かけたのか。どちらかだろう。 あずさ「ん~、おはよ……」 部屋着を着たまま胡坐をかいて、椅子に座りながらテレビを見つつパンを食うあずさ。 はぁ……、まったくもってなんて姿勢だ、兄として恥ずかしい。 一度少し前に、女の子なんだからちゃんと座って食えと、注意したことがあった。 しかしだ、あいつは余計なお世話と言わんばかりの表情を浮かべながら。 「外ではちゃんとしてるからいいじゃん!」なんて、言い返してきやがった。 あいつの言葉に、もはや呆れて何も言い返せなかった。
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