とある休日にて……

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圭「おとんとおかんは?」 あずさ「出かけた」 圭「あ、そう」 冷蔵庫を開けて中身を調べつつ、あずさに両親が出かけたのかそれとも寝ているのかを尋ねてみる。 すると、面倒くさそうな声で返答してくれる。 圭「……、あずさ。今日はクラブじゃないのか」 あずさ「今日は休み……」 適当に会話しながら、適当に見つけた冷凍食品を温め、適当な食器に盛り付けるとテーブルに置く。 椅子に座り食す準備が整うと、手を合わせていただきますと言うと、冷凍食品を食していく。 特に美味しいとか不味いとかは感じない、冷凍食品なのだから味はこの程度だろう。 ミク「ウゥゥゥゥ……」 いつの間にやらあずさに抱きかかえられていたミクが、物欲しそうな声と視線で俺の食べている冷凍食品を凝視している。 まったくもって、本当にミクは食欲に従順なやつだ。……本当に。 しかし、そんなミクの視線を無視しつつ俺は朝食を食べていく。 時折ねだるかのような可愛らしい声をあげるが、当然の事ながら無視する。
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