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母親「お帰り圭、今から夕食の仕度をするけど、圭は夕食は?」
圭「あぁ、外で食べてきたから、いらないよ」
それだけ言うと、俺は自分の部屋へと足を進める。
とりあえずジャケットをかけると、椅子に深々と座り込む。
圭「ふぅ……」
夕食も済ませ、後は風呂に入って寝るだけ。
しかし、風呂に入るにはまだ早い時間だ。それに入ったとしても寝るにはまだまだ早すぎる。
ならばどうするのか、簡単なことだ、何かをして時間を潰せばいい。
読書をするもよし、体を鍛えるもよし、絵を描くもよし。
だが、俺の場合の最近の時間の潰し方はこれだ。
圭「……書くか」
パソコンを立ち上げ、耳にヘッドフォンを装着、そして適当な音楽を流しながらキーボードに手を添える。
俺の時間の潰し方、それはパソコンで音楽を聴きながら小説を書くことだ。
今はまだ書き始めたばかりで、ネット上にも公開はしていないが、ある程度書いて形として形成されていけば公開していくつもりだ。
ちなみに、ジャンルはサバイバルホラーで。
大まかな内容は世界一巨大な豪華客船でバイオテロが発生し豪華客船は一瞬にして地獄と化す。
そんな地獄と化した豪華客船に、特殊部隊である主人公が……。
しかし、何処かで聞いたことのあるような内容だが。
いや、気にしないでおこう。
圭「よし、書けた」
区切りのよい所まで書いたところで、ふとモニターの時刻を見てみると、丁度よい時刻を示している。
風呂に入ろうと、パソコンの電源に手を伸ばしたときだった。
誰かが階段を駆け上がってくる音が聞こえる、この足音おそらく……。
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