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「――分かったね二人とも？」
「今度から気をつけてくれよ？」
ようやく、説教が終わり
オレはハンバーグのサラダセットにありつく
完全に冷めきっていた
「店長のせいでオレのハンバーグが...」
「...懐かしいね？」
ハンバーグを食べるオレに彼女は声をかけて来た
「なにが？」
「一緒に怒られるの...」
「あぁ、そうだな...」
確かに、オレもさっき思ったから
懐かしいが
怒られて笑顔なのは
どうかと思うぞ、上田...
『店長！説教なんかしてないで働いて下さい!!!』
なにやら
向こうで店長が他の店員に怒られている
「ざまぁみろ」
オレのハンバーグの恨みを思いしったか！
「じゃあ、私も仕事に戻るね！」
そう言って
彼女は小さく手を振り
休憩室から出て行った
昔から変わってない彼女を見て、少し安心する自分がいた
唯一変わったと言えば
昔より可愛くなかっていた
「アイツも大学生だしな...」
ハンバーグを食べ終わったが
上田からの提案で
一緒に帰ろうという事になり
上田のシフト終わりを待った
「あと二時間か...」
「勉強でもするか......」
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