8人が本棚に入れています
本棚に追加
商店街が近くにつれて
クリスマスの飾り付けが
派手になっていく
そして問題の
商店街に着くと...
眩しいくらいの
飾り付けに
目がくらみそうだった
商店街は多くの人が
賑わっていた...
「クソッ！何処だ!?」
人混みの中を
掻きわけて進む
「何処だ!?何処だ!?何処だ!?」
二人組の男女を
探してるつもりだったが
よくよく考えてみたら
商店街には
男女のペアばっかりだった
「...何処だ........アレは!?」
商店街の中心地に
辿り着いた時...
真ん中に
大きなクリスマスツリーが
そびえ立っていた
「あっ!?...見つけた！」
ツリーの植木のそばに
見覚えのある横顔の
男女二人組を見つけた
オレは
女の子の方を
めがけて走り出した
「う...上田ーーー！」
「!?」
今まさに
五十嵐先輩から
告白を受ける
直前だったなか
顔が赤くなった
上田がオレの声に
振り向いていた
「ゆう...た...！」
「上田ーーー！」
笑顔になっていく上田
わずかに驚いた表情も含んでいた
オレは
そんな上田の腕を掴み
そのまま走り去った
最初のコメントを投稿しよう！