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恋人...
オレは上田が
初めての恋人で
よかったと思う...
出来れば...
最初で最後...
死ぬまで
上田と一緒にいれたら
オレは
オレの人生は
幸福だった...と
断言したい...
「上田...これからもよろしくな!」
初めての
恋人に素の笑顔を向けた
「うん!」
初めての
恋人はオレに
赤くなった笑顔を
向けてくれた...
―翌日―
晴れ渡った
冬特有の澄んだ
青い空が
若干、寝ボケた
オレを出迎えてくれた...
「眩しい...」
太陽はオレを
後押しするように
背中にありがたい
暖かい陽射しを飛ばしていた
「今日も...あかりの笑顔...見れるかな?」
今、オレの"望みの扉"を
閉まらない様にしてくれるのは
篠崎さんではなく
上田 あかりだ...
あかりがいれば...
オレは...
「優太ーーー!」
公園の前から
手を振るあかり...
どうやら、
朝一番にあかりの
笑顔を見れたようだ...
「はやくーーー!」
「おう!」
あかりが居れば...
何かを望む事から
逃げないで良い...
逃げずに立ち向かえる
ありがと、あかり...
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