再会

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オレは 大学の講義の後 夕日に染まる 道を眺めながら帰る 街は人が賑わいを見せている 季節は冬、そして... クリスマス... 辺りはクリスマス色に 飾られている 下を眺めて歩いていた為 歩くカップルに ぶつかりそうになったりする ぶつかる時もあった その時は、正直に謝る 悪いのは自分だから 二人並んで歩く カップルが悪い訳ではない 例え 相手がよそ見してぶつかっても 相手が謝るのを 期待したりはしない すかさず オレが謝る... はたから見たら 根暗な奴だろう... だけど 普通に友達と遊びに行ったり 笑い合ったり ふざけ合ったりも 出来る ただ... ただ単に、望まないだけだ オレの周りを歩く 多くのカップルを見ていて思う 「彼女なんて要らない」 それを言ったら 嘘になる オレだって 彼女は欲しい だけど、望んだからと言って 彼女が出来る訳ではない 昔は 彼女を望んで、努力して 好きだった女の子に アピールした... 告白だってした 結果は駄目だった... オレはショックで 無理だとわかっていても 断られた時は ショックで辛くて苦しかった
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