8人が本棚に入れています
本棚に追加
/121ページ
まあ、前から毎日
講義帰りに夕飯を
食べに行っていた
土日も親が千円札を置いて
どっかに行ってしまう
多分仕事だろう
土日にも関わらず...
まぁいい...
それは変わらない
変わったのは
その"毎日"に居なかった
上田を見る様になった
上田は毎日シフトに入っていて
土日も入っているらしい
少し親に似てる...
18時頃~22時までの
4時間を毎日
毎日一緒に帰る内に
分かったのは
学費を自分で払ってるらしい
『自立したい!』
と行っていたが...
親と暮らしてる時点で
自立と言うのだろうか?
先週は
『お母さんに洋服買ってもらった』
とか言ってたけど...
まぁいいか...
学費を稼いでるだけ
立派だな...
それにしても...
「"友達"かぁ...」
やっぱり
友達止まりかぁ...
まぁ再会したからって
そこから、彼女になるなんて
ベタな恋愛小説みたいになるとは思ってもいないし
期待もしないが...
友達って言われると
少し寂しいキモチになる
「優太ー!」
気づくと上田が
店から出て来て
手を振りながら
オレの元へと走ってくる
最初のコメントを投稿しよう!