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今、オレは
上田とデート?中だ...
スーツ姿の人々の中に混じり
街中を移動中
「ねぇ、優太~」
まだ下の名前で呼ばせようとしていた
「ふぅあぁぁぁ...」
「なに?」
大きな欠伸の後に返事を返す
徹夜で大学の課題を終わらせたせいで
ほとんど寝てない...
「眠い?」
「辺り前だ...」
「お前にこんな真似が出来るか?」
「出来ませんね」
ハッキリと答える上田
「でも、馬鹿だねぇ~」
「休みだとも知らずに~」
「うっ、うるせぇ...」
そう
徹夜で課題を終わらせたにも関わらず
今日は大学が休みで
ある事を忘れていた...
なんと馬鹿なオレでしょうか...
気づいた時にはもう
朝を迎えていた
だったら
もう昼まで寝てしまえと
思ったのだが...
6時ジャストに
上田からモーニングコールの
電話がかかってきた
そして
無理矢理、外に引っ張り出されたのだ...
「それで...何でわざわざココに来る訳?」
上田に引っ張られ
到着した先は
なんと
オレの行きつけの
あのファミレスだった...
さらに言えば
上田のバイト先である
ファミレスだった...
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