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とことこ...
静かに近づいてくる
足音...
店長だ!
今日はいつもに増して
怒ってらっしゃる
まぁオレが怒らせてるのだが
「朝から...うるせぇんだよ、あぁ!」
ちなみに
この店長は元ヤン
昔は相当悪だったそうだ
「店長、おはようございます」
アレ?
上田が意外にも普通の反応
しかも普通に挨拶...
「ん?新人、デートか?」
いきなり
ストレートな質問...
「ん~...そうです!」
いやいや
普通に肯定しないでよ
オレはそんなつもりないぞ!
「朝からラブラブな事で...」
「あっ、いや...店長...違っ―」
「............」
突き刺さる様な
鋭い視線が...
何でそんな笑顔で
睨むのかな?上田さん...
「まぁ、いい...」
「さっさと注文言え」
「えっと...じゃあオレはいつもので...」
「ん...、それで新人、キミは?」
いつもの店長に戻ってしまった
もしかして
上田は店長の扱い方を
既に取得済みなのか?
オレが半年かけたと言うのに...
「.........」
「おい、新人早くしろ」
「.........」
まだメニュー表と
格闘していた
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