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手を高く高くあげ
背伸びをした
まるで
狭い牢屋で繋がれていたかの様な
場所から解放された気分だ
「それにしてもコイツは良く寝てるなぁ...」
一度も起きずに
寝ていたとしたら
役13時間は寝てるのではないか？
上田にかかっていたハズの布団は跳ねのけられていた
今まで掛けていた
毛布を上田にそっと掛けて
部屋をでた...
リビングに行くと
上田の両親と
子犬が出迎えてくれた...
「おはようございます」
「あら、おはよう」
「おはよう、優太くん」
「良く寝れたかい？」
「えぇまぁ、体制はきつかったですが、ちゃんと寝れました」
「そうか、すまないね...」
「内の娘が...」
「いえ、別に大丈夫です」
「色々と新鮮な事だったので」
「悪い気分ではなかったですよ」
「そうかい...それはよかった」
「そうだ、そんな所につっ立ってないで、座りなさい」
そう言った上田の父親は
自分の目の前にある席を軽く叩いて、オレに座るよう促した...
オレ素直に従い
その席に座った...
４つの椅子が囲む
木製のオシャレなテーブル
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