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「あかりが優太くんを離さずに、帰れなかったんだぞ」
上田父が『困った娘だ』と言わんばかりな感じで
昨日の出来事を全て話した
上田父が知らない
部分はちょいちょい
オレが足して全てを話した
「なるほど...」
納得したらしい...
「...それでオレに言う事は?」
「え?......ないけど?」
「...そうか.........」
謝罪はしないらしい
上田両親は
そんなオレ達を
楽しそうに、にこやかに
見ていた...
上田がオレの隣の席に
座ると同じに
上田母がキッチンから
お盆を持って出て来た...
「はい、朝食ですよ~」
「やっと出来たか」
上田父は
楽しみにしていた様子
朝食が楽しみなのか?
朝食の内容が楽しみなのか?
分からないが
楽しそうだ...
自分の前に置かれた
朝食の内容は...
白いホカホカのご飯
温かいお味噌汁
大根おろしがひとつまみ
乗せられた秋刀魚...
あとは
キュウリやたくあんの
漬物が少量...
オレには想像出来ない
朝食だが...
一般家庭では
いたって普通の朝食...
「それじゃあ...頂きます」
上田父に続き
上田母、上田と
頂きますをする
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