本当の気持ち

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「い...いた...だきます」 久しぶりに朝食で いただきますっと言った... オレの横で 上田はニコッと微笑んでいた しばらく 上田父は黙りながら ご飯を口に運ぶついでに じろじろっと オレを眺めていた 上田や上田母と 会話をしながらでも 分かるくらい 笑顔で楽しそうに オレを眺めていた... 「あの...何でしょうか?」 気になって仕方ないから 聞いてみた 「いや...息子が出来たみたいで嬉しくてな」 「だから今日のお父さん楽しそうなんだ」 どうやらさっきの楽しみと言う言葉の意味は オレを加えての朝食が楽しみ っという事だったようだ... 「あかり、父さんは優太くんなら大歓迎だから!」 と良く分からない事を 口に出す上田父 「あら、母さんも大歓迎よ」 さらに上田母まで... 「お父さんもお母さんも...やめてよ!」 何故か赤くなる上田 なんだか、歓迎されてる みたいだから気にせず 朝食を続けた... 朝食を終えると 上田父は仕事に行き 上田母は家事を始めた オレは上田の提案で 家を出て近所を彷徨っていた
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