本当の気持ち

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オレ達は フラフラと近所を 歩き回ってるつもりが いつの間にか オレの家に来ていた... と言うより 上田に連れて来られた と、言えた... オレはここまで 上田の後ろを着いて歩いていた おそらく 上田は狙ったのだろう... 「...オレ、授業の準備取って来るけど...上がってくか?」 「えっ?いいの!」 あからさまに わざと驚いていた... これは ツッコまないでおこう... オレが自分の部屋に入ると 当然の様に 部屋に入ってきた上田... 「意外と部屋キレイだね」 「...まぁな」 「勉強か掃除しかやってないんだよ...それ以外やる事ないし...」 「遊ばないの?」 「週一くらいで遊ぶかな...?」 「えぇ?」 「少ないね...」 「私、バイト始めても、時間になるまで毎日遊んでるのに...」 「...良く体力もつな...?」 上田と話しながら 準備を進めていたのだが 気になった事があった... それは 上田と再会してから ほぼ毎日会っている... 上田がバイト中ではなく バイト前だった... 上田の言う"毎日"は オレと会っている事なのか? だったらオレは?
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