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でも、ホントの事を
聞かないと
自ら関係を壊しそうで
仕方なかった...
壊すくらいなら
聞いてしまおう...
オレは
勇気を出して聞いてみた
「なぁ...上田」
「なに？」
「単刀直入に聞くけど...」
「オレを...オレをどう思ってる？」
ストレートに
曲がりのない言葉を
ぶつけた
「.........」
上田は黙ったまま
口を閉ざして
何かを考えてる様だ...
「.........」
オレは黙って
答えを待った...
すると
「...あっ!?」
いきなり
何かを思い出した様に
立ち上がった上田
「私、用事思いだした！」
「帰るね！」
そう言って
走りだした...
オレは...
引き止める事が出来なかった...
それが
上田の答えだと...
そう思ったから...
引き止めず
また、連絡を途絶えさせ
上田との関係を
切ろうと思った...
その日の
授業はいつもより
頭に入ってきた
まるで
さっきの事を...
上田の事を...
勉強で埋めて
忘れようとするかの様に
習った授業の内容から
今日教授がとった仕草まで
全て覚えた...
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