再会

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それから五分... 勉強をやめて 上田 あかり と言う名前を 昔聞いた事があった気がした 思い出そうと 必死に考えた... 考えれば考えるほど モヤモヤしてくる 「......」 「.........」 「...思いだせん!」 なんとなく 思い出せそうなのに 思い出せない... そして、また彼女の声が聞こえてきた 「あの...ハンバーグのサラダセットです...」 お盆から テーブルへと移される ジューっと音を立てる ハンバーグの乗った鉄板 その後に続き サラダが乗った皿が 置かれた 「あぁ、どうも...」 またもや彼女は すぐに立ち去らずに フォークとナイフを持ち オレを見つめていた... 「...あの、何か?」 またすぐに 走って立ち去るのかと 思ったのだが 彼女はゆっくり 口を開いた 「もしかして、牧 優太...くん」 驚いた事に 彼女から出た言葉は オレの名前... フルネームだった... でも彼女は何故オレの名前を... いや!待てよ! 上田 あかりって... まさか!? 「君、もしかして!」 「中学の時の...!」 「はい!あかりです!」 そう、彼女は中学の時の友達
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