本当の気持ち

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親、お世話になってる人 大切な人、大好きな人... 「ねぇ、早く受け取ってくれない?」 「腕が疲れた...」 「あっ...あぁ」 まだはっきり理解してないが 受け取った... 「昨日の問い...まだ答えてなかったでしょ?」 「............」 「これが私の答え!」 上田の答え... ははは... オレは勘違いしてた みたいだな... 上田から答えを聞かず 勝手な解釈をして... オレは馬鹿みたいだ... 上田の答えは 親...オレは親じゃないから 違う お世話になってる人... 大切な人... 大好きな人... どれだろうな? でも どれであろうと オレにとっても 上田にとっても 悪い存在ではないな... なんだか 身が軽くなった気分だ... 少し、ふっきれたなぁ... 「なぁ上田...」 「なに?」 「これは...義理か?本命か?」 「......フフ」 「自分で考えようね」 とても明るい笑顔で 暖かさを感じて 光みたいな存在に感じた 黒い影を払うような... そんな気がした... 「...そうか...少し考えてみるよ」 自然と 笑みが浮かんで来た...
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