自分に嘘をつく

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周りからは 何事かっ!という 視線が飛んでくる... 「落ち着けって...」 座る様にうながし 上田を座らせた... 「...どうしたら良いかなぁ?」 ここにきて 初めて、相談された気がする 「どうするも何も...」 まず 先輩が来るとも限らないし シフトを入れたなら 外す訳にもいかない... 「まずは明日...様子を見てみよ...」 「先輩が絶対来るとも限らないし...」 「...もし...来たら?」 上目使いで 問いかけられた 「.........」 わからない... 「...来ない事を祈ろう......」 「......」 上田は どうしようか 考えてるみたいだが やがて 小さく頷き しばらく そわそわしていた... 「......帰る...か?」 「......うん」 そして いつもより 早めに帰る事になった... ―翌日― 夕方 いつも通り あまり目立たない 席について いつものハンバーグを 注文して 勉強をしていた... 上田は見た感じ いつもと変らず... ちゃんと仕事をこなしていた
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