自分に嘘をつく

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そして 辺りが暗くなりだした頃 周りにいた 大学生か高校生くらいの 女の子達が騒がしくなった (...もしかして......) オレは ドリンクバーを取りに行く ついでに 女の子達の 視線の先をチラ見をした 「......いた...」 五十嵐先輩が かっこよく 店で一番人気の メニューを食べていた (うわぁ、相変わらずナルシストな食べ方してるぅ...) (あの人がやると、普通に見える...) (オレがやったら、突き刺さる視線が飛んできそうだ) そんな時 上田が店の奥から出てきた 上田は一度先輩を見た 先輩は上田に 微笑みを返した... 上田も笑みを返していた (アレ?意外と普通じゃないか?) (これなら大丈夫だろ...) 上田は他のお客の 注文を受けた後... 店の奥に消えて行った オレも いつまでも立ってる訳にもいかず 一度席に戻った... ハンバーグは 食べ終えたから 勉強を再開しよう 思ったのだが... 「牧くん、ちょっと良いかい?」 店長が目の前に居た 「......え?」 腕を引っ張られ 店の奥に引きずり込まれた その途中 五十嵐先輩と目が合ってしまった...
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