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中学の時、
オレが大好きな女の子
中１から中３まで
思いを寄せて
卒業式の日に告白して
断られた...
急に涙が出そうになった
彼女にフラれた
記憶が蘇ってきていた
「牧くん、久しぶりだね」
「...久しぶりだね......」
どうにも、歯切れが悪くなってしまう...
昔の事が頭の中を巡り
涙を堪えるのが
精一杯な状態...
「牧くん、あの後一度も連絡取れなくて...」
「.........」
何も言葉がでない
何か喋ろうとしたら
すぐに、涙が流れだしそうになる
いつから、こんな弱い男になってしまったんだろう...
「もう、友達じゃいられるのか心配だった...」
「...友達？」
「告白して、フラれて、友達のままなんてなれないだろ......」
自分の中では
もう、ただの知り合いの様になっていた...
「...でも私あの後、友達でいようって言ったじゃん...」
「牧くんは、もう私の事、友達じゃないと思ってるの？」
「...あの後？」
「...オレ、そんなの聞いてないぞ！」
「聞いて...聞いて......いや、聞いた...」
あの時のオレは
断られたショックから
何も耳に届いてなかったのかも知れない...
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