自分に嘘をつく

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上田的に バトラーの様な制服に 『研修生』と書かれたバッチは ツボだったようだ... 「ったく...誰のためだと思ってんだよ...」 「ごめん.........プッ!」 「謝るなら、笑うな!」 しばらく このやり取りを 繰り返して その後 店長に怒られ 上田から 仕事を教わった ピーンポーン 店員を呼ぶ チャイムがなった 「はい、早速仕事だよ!」 「お...おう!」 「えっと...12番テーブルかな?」 「うん、12番だ...ね...」 「...げっ!?」 「ん?どうした?」 上田が膠着していた 若干、震えてる様な感じだ... 「.........」 上田の視線の先には 五十嵐先輩がいた... どうやら 注文の追加の様で メニュー表を開いていた どうせ 上田が来る事を 期待してるのだろう (残念でした♪) (オレが行きますよ~♪) 上田に聞こえるか 聞こえないか微妙な声で 少し 馬鹿にする様な 楽し気に呟いた 「上田、先輩が帰るまで休んでおけ」 「...うん、ありがと...」 上田は素直に 休憩室のパイプイスに座り お茶を作っていた
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