自分に嘘をつく

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そう言って 先輩は上機嫌で 会計を済ませ 店を出て行った... オレは心の中で 上田に謝った... 休憩室に戻ると 上田がお茶を飲んでいた オレが現れたのに気づいた 上田は オレの側に駆け寄って来た... 「どうだった?」 「...うん、まぁ帰った...」 「ホント?よかったぁ...」 凄いホッとした様だが... あまり良くはないかも... 先輩はかなり上機嫌で 出て行った... オレはその事を 伝えられなかった... 「...上田、さっさと仕事に戻れ~」 キッチンから 出てきた店長が 上田の様子が戻ってるのを見て 声をかけ ホールに向かって行った 「は~い、今行きま~す!」 「あぁ、じゃあオレは休憩室で待ってる...」 「おい!何行ってんだ?」 「お前も働け!」 ホールに向かったハズの店長が オレの後ろに立っていた 「えぇ!?なんで?」 「てか、何で後ろに!?」 「何処だって良いだろ」 「制服を着たからには、しっかり仕事してもらうぞ!」 「えぇー!!」 「頑張ろうねぇ!」 楽しそうな上田 「どうせ...あのイケメン、また来るみたいだし」 「来る度に...頑張ってもらうよ」
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