自分に嘘をつく

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注文を受けて 立ち去ろとした その時... 「...牧、あとで時間あるか?」 「少し話しがある...上田の事で...」 「......あとででなくても」 「今からでも大丈夫ですよ...」 「そうか、ありがと」 少し落ち着かない様子だ オレは先輩の向かいに座った 「それでだ...」 「来週、クリスマスイブだよな」 「そ...うですね...」 「オレ、上田に告白しようと思う」 「............」 「でも、オレは上田の幸せを望む...」 「..........」 「それでだ、牧」 「...何ですか?」 「上田がオレと付き合ったら、上田は幸せになれると思うか?」 「...それは...わかりません...」 「やっぱり、それは先輩次第ですから...」 「だよな...」 「上田の気持ちはオレにはまだ良く分からない...」 「だけど...もう時間がない」 店の奥から上田が 出てきた 「先輩!?ストップ!」 この話しの内容は 聞かれたらマズイ気がする 「ホットケーキアイスです、先輩」 先輩が注文したメニュー ホットケーキが 3枚重なっていて ハチミツが掛かっていて バニラアイスが 横に備えてある
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