自分に嘘をつく

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先輩の性格には 少し心配があるけど もしかしたら先輩なら 上田を幸せに出来る かもしれない... オレはそう思った... 「...先輩な――」 「牧!」 言葉を途切らされた 「お前...上田の事好きだろ?」 「!?」 好き?分からない... 昔なら、好きだって はっきり言えるけど... 今のオレは... オレは...オレは... 「牧!隠すな!」 「知ってるか...牧?」 「お前は、知らないかもしれないけど...」 「.........」 先輩は昔の事を 話し始めた 「お前が高校に入学してからオレはずっと見てきた...」 「.........」 そうだ、入学式が終わって 校門を出た時 先輩に声をかけられた 「...お~い、眉間化物!」 「...みっ、眉間...化物?」 「お前だよお前!」 そう言って 指をオレに向けて 近づいて来たのが 後ろに女の子を 数人を連れたていた 五十嵐 司先輩だった... 第一印象は イケメン、軽そうな人 だった だけど実際は イケメン(変らず)で 頭が良く スポーツ万能、 男女問わずに優しくて 男女問わず憧れの的 (軽くなく)しっかり相手の事を考えている そしてナルシスト
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