新しい恋、したいです。

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身長は160程度。 制服の上からでも分かるスタイルの良さ。 セミロングの黒髪。 そして…俺と対峙する時にだけ見せる、その鋭い目付き。 どう見ても俺の幼馴染みです。 本当にありがとうございました。 「何すんだよ。 背骨折れたらどうしてくれるっ!」 「あんたたち帰るのに邪魔」 自分達の席付近で言い合っていた俺と太郎。 窓際の席の俺達が邪魔になるはずがない。 だがしかしっ! 「すいませんねぇ。 どうぞ、ゆっくりお帰りに~」 こいつに口答えすると何されるか分かったもんじゃない。 プライド? はっ。 とっくに捨てたさ……。 「……何その言い方」 そう言って俺を睨む。 おいおい、これでもお気に召さないのかよ。 「私に何かおかしな点でも?」 執事を意識した立ち振舞いを見せる。 やべぇ。 俺今かなりかっこよくね? 「うざいっ!」 「ぐへぇっ!!」 鞄をほっぺたに思い切りぶつけられた。 い、いてぇ。 あいつ、俺に何の恨みがあるっていうんだ。 前を見るとすでにあいつは教室から立ち去っていた。
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