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「アリス!アリスは何処へ行ったの!?」
広い城の中で、甲高い声とバタバタとした足音が鳴り響いた。
「女王様、城内の至る所を探し回りましたが、アリス様はどこにも…。」
「そんな…仕方ないわね。白兎(はくと)!」
白兎と呼ばれた少年は、いつの間にか女王の前に膝まづいていた。
「貴方にアリス捜しを命じるわ。アリスを何としてでも探し出して、私の前に連れて来て頂戴!」
「…褒美は?」
「何だってやるわよ!💢さっさと行きなさい!!」
「御意」
そう言い残すと白兎はすっと消えた。
ここから、シロウサギのアリス探しが始まった―……。
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