Prologue:『始まりの始まり』 1-1

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 セフィーナは明かりを落とし、目を瞑った。そうして意識を闇に傾けていると、 「……あっ、あといっこだけ気になったんだけど」  そんな言葉が聞こえてきたので、目は開けず、耳だけを傾ける。しかし、 「ほろんじゃった世界に行った神様たちって、いまはどうしてるの?」  という子供の誰もが疑問に思い、且つ誰も答えられないことを訊いてきたので、寝たフリをすることに決めた。         †   †   †  
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