不思議な出会い

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「ってか葵ってホンマ勿体ないと思わへん?」 「あぁ~それわかる!」 いつの間にか、話の話題は葵についてになった。 「なんで~?」 「だって、葵って見た目も可愛いし性格もえぇやん!」 「せやのに…恋愛に興味ないって言うし!」 「しかも変に男前やし!!…うち、1回きゅんっ☆としたことある」 「何その暴露!!」 同性までも惚れさせるのかアイツは。 香「葵の好きなタイプは“自分より強くて包容力のある人”やからなぁ~」 前にしつこく食い下がって、やっと答えてくれたことを話す。 「葵より強い人とか範囲せまっ!!プラス包容力!?」 「おらんて!!そんな人おらん!!」 ギャーギャーと騒ぎながら歩いていると、目の前に真っ白な猫が物陰から現れた。 香「うわっ!!この猫めっちゃ綺麗やん!!」 真っ白な毛並みは、全てを惹き付けるような存在感をかもしだしている。 「可愛い~!!おいでおいでっ!!」 〔……〕 猫はこちらをじっと見たまま、動かない。 そして私達が近づいていくとスッとどこかへ行ってしまった。 香「……」 「あ~行っちゃった~」 「うちらもカラオケ行こ~」 そう言って皆は歩き出していく。 なんか、嫌な予感がする。 なんでやろう… 「香織ー?何してんの~?早よ行こよー」 香「あ、うん…」 そう答えたものの、猫が歩いて行ったところから、目が話せないでいた。 香「…葵…?」 あれ…なんで今、葵の名前… 香「変やな、自分」 あまり深く考えずに、私は皆のところへかけて行った。 .
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