プロローグ

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小型だが、置物のような小さな振り子時計で時代を感じさせる。 なんだ、こんなものか、と一気に幻滅したが、少年は時計をもち、未だ僅かに残る好奇心を頼りに時計のあちらこちらをくまなく調べようとした。 後に少年はこの行動を文字通り死ぬ程後悔することになるのだ。 時計を調べるのに飽きた瞬間、少年は手元の振り子時計と共に光に包まれた―――
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