#1 キサラギなる男

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――カイタ…… ――カイタ……カイタ 「なんだ……ここは……俺の名前を呼んでいる奴がいるのか?」 ――カイタ……私はここだ…… 「はぁ?真っ白いだけでなにもねぇじゃねぇか!」 真っ白い、だが、目はあまりチカチカしない、不気味な空間。 そこに少年――結城快太(ユウキカイタ)は1人、ポツンと立ち尽くす。 先ほどからくる若い男の声がさらに快太の不安を増長させる。
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