美晴

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修吾がうっすらと目を覚ますと、強い光が射し込んできた。 カーテンは閉まっているが、その明るさは、朝というよりは昼間に近いようだった。 今度は修吾の意思により、右目だけをうっすら開けてみる。 『まぶしい。』 ずぎんと痛んだ額に右腕をのせて、また目を閉じる。 『あったま、いてぇー。』 きのう、あれだけ飲めば当然二日酔いだよなと思いながら、しばらく目を閉じたままでいた。
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