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校長室にはすでに女性が一人、ソファーに腰掛けていた。
座っているものの、スラリとした長身であることがわかる。
修吾は『自分よりは年上なのは間違いないが、いくつだろう?まだ20代かな?』などと、一瞬ではあるがその女性を見やった。
窓際の机のところで立ち上がった校長が、修吾を見て、
「さ、どうぞ。おかけください。」
と、女性と向かい側のソファーを指した。
修吾は促されるままに、
「はい。失礼します。」
と、ソファーのところまで来て、女性に軽く会釈をして腰掛けた。
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